サミットクラブ20周年!静恵一の目指す芸人像、作家・演出家論とは?伊東四朗さんみたいな大人になっていきたいです~優しい静恵一とことん追い込むとキレる瞬間が1番のお気に入り

エンタメ, 演劇, 総合

3月某日、お笑いコンビ「サミットクラブ」の結成20年を記念して、ツッコミ担当で作家、演出、俳優、映画監督とマルチに活躍をする静恵一にインタビュー。

大阪時代の話、笑いの原点、演劇について、好きな野球のお話など様々なお話を聞くことができました。40代が近づく今でも芸の道を究めつつも、新しいことを開拓する姿勢は頭が下がる思いでした。年内は未発表の書き下ろし舞台を4本控える静恵一に目が離せません。

将来の夢として「何をやっても味があり、ジャンルにはまらない伊東四朗さんみたいになりたい」とお答えしてもらいました。

 

 

【静恵一・ヒストリー】

===マルチに御活躍ですが肩書きをあげるとしたら?

 「プロフィールには芸人、作家(文筆)、演出家、脚本家、放送作家、MCと書いてますが。ほか挙げるとしたら俳優、声優、映画監督ですかね。あと野球好き芸人、料理家。あっ!あとマグロ漁船芸人っていうのもありかもですね(笑)」

===今までの静恵一ヒストリーを教えてください

 「大阪府南河内郡美原町(現・堺市美原区)に生まれ、小学校・中学校と野球少年でした。たまたま実家がPL学園の近所の「天ぷらしずか」という料理屋で、野球関係者がよく利用してくれていたんですよね。その影響なのか、今でも年間60試合以上草野球をしてますし、食べるのも料理するのも好きで、食べたものを再現してみる特技?にもつながりました。例えば吉野家の牛丼とか、何となく食べたものを創作できちゃうとか。あと相方ムラコとの出会いは、美原町立平尾小学校(現・堺市立)の同級生。ムラコを含む4人で放課後、駄菓子屋にたむろする友達の1人でした。そのとき駄菓子屋の店主に『毎日来てサミットして』と言われたのが、『サミットクラブ』のコンビ名の由来にもなるんですけどね。小学校4年のとき初恋の子ができて。モテるためには笑いだなあと思ったんですよね。当時、近所の心斎橋筋2丁目劇場では、千原兄弟さんやジャリズムさんがバリバリ、ワーキャーされていた頃で。面白くなったら初恋の子を振り向かせることができるなって。その後、そのままムラコと美原町立美原中学校(現・堺市立)に進学。高校は別々で、大阪府立東住吉高等学校芸能文化科に進学しました」

===漫才はいつ頃から始めたのですか?

 「たまたまムラコが通っていた高校が総合学科の単位制の学校で。上方漫才研究という授業の一環で、高校2年のとき漫才コンクールに出ようということになり2人で、『第20回今宮子供えびすマンザイ新人コンクール』を応募することになったんですよね。過去にダウンタウンさん、ナインティナインさん、宮川大助・花子さん、大木こだま・ひびきさん、ミルクボーイなど、数多くの売れっ子芸人の登竜門で。そこでサミットクラブは香川登枝緒賞を受賞しまして。翌日から直接仕事のオファーが来るようになりました。当時、高校生漫才師って物珍しくて週末は営業に呼ばれてました。コンクールの審査員をしていた放送作家・疋田哲夫先生の紹介もあり上京、ワタナベエンターテインメントに所属することとなり順風満帆な芸人スタートとなりました」

===東京上京後して変わったことは?

 「事務所に入って毎日ネタ見せしながら日々笑いの勉強。当時お笑いがアイドル化される風潮があって、僕らもアンダー21という21歳以下のコンビでユニットを組まされたんですけど、キャパ330席の銀座ガスホールを満員にする人気でした。次第にお笑いと演劇の融合ってできないかなあと思いはじめ。桜美林大学文学部総合文化学科で演劇の勉強もしていたので。お笑いと演劇をくっつけて、何か出来たらいいよなって。それでムラコを誘ってサミットクラブとは別にコント集団『High×Position(通称・ハイポジ)』を立ち上げて、何度も公演を打ちましたね」

===そのあとアイドル事務所に移籍されるのですよね?

 「はい。4年間お世話になりましたワタナベエンターテインメントから多数のアイドルを抱えるアップフロントの関連事務所に移籍しました。他の景色も見てみたかったんでしょうね、自分たちがどう見られているのか?そこでMC鍛えられましたね。漫才ばっかしてきたので、色々なタレントさん、アイドルさんと絡むことで即興性の笑いというか、観客との一体感、空気を作り上げる、空気を読むっていうのを本当に学びました。ある日、番組で共演させてもらった石田純一さんからMCうまいねって言われたのが嬉しくて。自信をつけさせてもらったキッカケでしたね」

===その後、フリーに?

 「はい。アップフロントのときから個々でも仕事が来るようになってたんですけど、まさかの事務所のお笑い部署が解散ってなって、『音楽事務所やからお笑いの売り方わからん』って、9年いたんすよ(笑)他の所属芸人は、各々事務所に移籍して行ったんですけど、僕らは自分らで仕事とってきてたりもしたから、フリーでやってみるかって」

 

【静恵一にとってお笑いとは?演劇とは?】

===どんな性格と言われますか?

 「ツッコミなのに天然。ザ・几帳面。あと人間が基本好きですね。人と関わっていることが好き。普段優しい人と思われているんですけど、静恵一は、追い込まれたらむっちゃキレるところが、1番面白いらしいです。そういう仕事を待ってます(笑)」

===お笑い、作家をするうえで影響を受けた人は誰ですか?

 「放送作家の疋田哲夫先生が師匠、あと劇団「青年団」主宰で劇作家、演出家の平田オリザ先生、先月惜しくもお亡くなりになりました文学座の坂口芳貞さん、この3人です。あとよく読む本は伊坂幸太郎さんで伏線の回収が見事で。10代の頃は桑田真澄さんの本もよく読んでましたね」

===作家・演出家の活動について教えてください

 「この20年、締切を破ったことがない。これ自慢です(笑)。あと、小ボケは多いと思います(笑)。演出に関しては普段めったなことで怒らないので ”世界一やさしい演出家”って呼ばれてます。だから事務所から若い子を預かることが多いです。『演劇はもっと自由で、今日より明日、明日より明後日、少しでも芝居を好きになってほしい』と思って演出をするようにしてます」

===舞台について

 「舞台の脚本・演出をするうえで昔はうまい人と仕事をしたかったが。今は若い人と仕事をしたいと思ってます。特に若い人に演劇を好きになってほしい、と。自分が大学の時に演じることの楽しさを学んだように」

===なぜお笑いをしながら舞台もするのですか?

 「芸能の仕事をしていると世間とズレてくる。演劇だと目の前のお客さんが反応してくれるのでライブ感をもらえる。笑いのシーンではすぐにウケがわかるし、お客さんが舞台に入り込んでくれてるかどうか、空気で伝わってくる、人の興味がわかり、世間とのズレを調整できると思うからですかね・・・ま~本音は仕事だからですけど(笑)」

 

【静恵一のプライベート】

===最近のプライベートについてお聞かせください

静 「2019年4月30日 平成最後の日に7個下の奥さんと結婚しました。生まれが平成元年の嫁でしたので。丁度平成のしめくくりでと(笑)」

===交友関係を教えてください

 「一番付き合いが長いのはみょーちゃん、初舞台の時に共演しておりますので、よく飲むのでいうと元セイシュン・ダーツの青木泰寛。ヘベレケになるまで飲みます(笑)昔は先輩とゴハンが多かったですけど、今は後輩と飲みに行くことが増えましたね、芸人、俳優関係なく」

===野球について

 「365日のうち60試合 草野球をしています。セカンド・ショートを守ってまして昨年はエラーゼロでした。尊敬する人はジャイアンツの二遊間レジェンド、篠塚和典選手、川相昌弘選手。今のグラブは篠塚、イチロー選手のモデルグラブを作った坪田信義に直接電話をして作ってもらいました」

===静恵一にとって守備のこだわりとは?

 「その話いります?(笑)データーとか、バッテリーのサインとかからポジショニングをどうとるか・・・ですね。あとはテニスのステップ法を導入した一歩目の早さ、そしてボールを取ってからの持ち替え、キャッチしたら右手にトスする感覚・・・え?この話いります?(笑)」

===印象に残る言葉ありますか?

 「桑田真澄さんの”試練が人を磨く、結果よりプロセス” 。宮本慎也さんの”仕事になって野球を楽しんだことはない”。これは今の仕事においてでも意識させてもらってます」

 

【静恵一の今後やってみたいこと】

===将来やってみたいことを教えてください

 「マグロの延縄 遠洋漁船の楽しさを伝えたい。マグロ漁船というと借金返済の最終兵器というマイナスイメージが強く、世間のイメージを払しょくしたい。実際はみんな優しい。最近ではデザイナーズ漁船もあるぐらいオシャレだし。実際、僕は船員手帳を持ってますし芸能界の中でも少ないと思いますよ」

※静が出演したテレビ朝日「追跡!極上マグロ」が2016年の民間放送連盟賞を受賞

 「伊東四朗さんみたいになりたい。何をやっても味があり、ジャンルにはまらない人」

 

 

静 恵一・プロフィール

≪経歴≫

生年月日  1982年10月  23日

出身地 大阪府

血液型 A型

身長・体重 176cm・68kg

趣味・特技 料理(実家、親戚が料理屋)/野球(年間60~70試合プレー)

資格 ヨガインストラクター/船員手帳(北大西洋でのマグロ漁の経験有)

受賞歴 ~漫才~ 第20回今宮えびす新人漫才コンクール香川登枝緒賞

~映画監督~ 第1回あわら湯けむり芸術祭特別賞

 

【主な出演歴】

〇 TV

・テレビ朝日「追跡!極上マグロ」(民間放送連盟賞)

・テレビ東京「一夜づけ」MC出演

・NTV 「エンタの天使」

・CX 「アクトリーグ~芸能事務所対抗戦~」

・MX 「東京オーディション(仮)」

・テレビ埼玉 「ウタ娘」MC出演

・テレビ埼玉 「D☆D~誰でも大好き~」

・静岡朝日テレビ 「ピンクス」MC出演

・静岡朝日テレビ「サタハピ」

・静岡朝日テレビ「とびっきり!しずおか」

・tvk 「ハマヌキ」

・BS-TBS 「BSブランチ」

・BS-TBS 「ビンゴパーティー!!」

・BS-TBS 「帰ってきたBerryz仮面(仮)」

・BSフジ 「ワッチミーTV×TV」

・CS 「リストランテ純一」MC出演

・CS グリーンチャンネル「競馬場の達人」

・CS グリーンチャンネル「PATな休日」

 

〇 CM

・スバル「MINICAR  GO  ROUND」

 

〇 声優

・ゲーム「龍が如く4」

・花畑アニメ「氷にのった白くまウーラ」

 

〇 イベント

・JRA・地方競馬場などのイベントMC

・第三水曜即興舞台「こんなはずじゃなかった。」

・日テレジェニック2010~2015イベントMC

・汐留ロコドル甲子園2015~2019MC

・汐留グラビア甲子園MC

・ミスヤングチャンピオン2011プレス発表MC

・ミスFLASHイベントMC

・ミス東スポ・イベント記者発表MC

・アイドルリーグイベントMC

・フジテレビお台場合衆国2010ステージMC

・ユニドル~女子大生アイドル日本一決定戦~MC

・映画舞台挨拶MC・結婚式司会など司会業多数

 

〇 ラジオ

・Kiss FM KOBE「バイオRadio!」

・ニッポン放送「お笑い有楽城」

・かわさきFM「菊地・サミットクラブの放課後会議室」

 

〇 DVD

・「二人会議」

 

〇 ドラマ

・関西テレビ「東京男子図鑑」

・ひかりTV/Amazon/など 「逃亡料理人ワタナベ」第一話

・テレビ東京「特命おばさん検事!花村絢乃の事件ファイル3」

 

〇 映画

・「タイトル、拒絶」   山田佳奈監督

・「正装戦士スーツレンジャー」   上田慎一郎監督

 

〇 舞台

・劇団時間制作「手を握る事すらできない」 萬劇場

・「僕の東京日記」 キラリ☆ふじみマルチホール

・「Mother-river Welcome―華麗なる家族―」

・劇団アイドルリーグ(仮)「怪人養成スクール・女子部」

・劇団ゲキハロ「キャッツ・アイ」

・平田オリザ 作・演出「もう風も吹かない」 ※2年間に亘る全国ツアー

・アクトリーグ2010本戦出場 ※初出場総合MVP

 

【脚本家・演出家としての活動】

〇 映画

・「花火が終わるまでに/向日葵」    脚本・監督/静恵一    ※あわら湯けむり芸術祭特別賞受賞

 

〇 舞台

・「佐藤家のぬかどこ」 作・演出/静恵一

・エアースタジオプロデュース公演「思い出パレット」 演出/静恵一

・「日本橋ドロップス」シリーズ作・演出・シズ☆ゲキ「ストライド」  脚本・演出/静恵一

・シズ☆ゲキ「進め!春川女子高校」  脚本・演出/静恵一

・シズ☆ゲキ「進め!春川女子高校2」 脚本・演出/静恵一

・「ドリームクレッシェンド」 演出/静恵一

・「アクトレース」  企画・構成・演出・MC/静恵一

・「ハスハス女学院」    脚本・サミットクラブ/演出・まつだ壱岱

 

▽お笑いコンビ「サミットクラブ」

http://www.summitclub.jp/

 

▽静 恵一

https://twitter.com/summit_shizuka