結成20年!お笑いコンビ「サミットクラブ」が明かす結成秘話、特選22ネタ、笑いの原点を徹底分析&全解剖!~『絶望エンターテイメントLIVE』と言われた38才の次の笑いは『ハッピーエンターテイメントライブ』

エンタメ, 演劇, 総合

3月某日都内、東京へ上京して丸20年を迎えたお笑いコンビ「サミットクラブ」にインタビューをしてきました。

38才となり円熟を迎えた小学校時代からの幼馴染コンビのムラコと静恵一は、結成秘話から笑いの原点、今のお笑い、これからの展望まで包み隠さず話してくれました。基本ムラコが淡々と話し、それに対して静が突っ込んで広げて脱線する。そしてムラコがまた次の展開に橋渡ししていく。まるで二人の掛け合い自体が漫才で笑いの絶えない2時間でした。また個々でもマルチに活躍する2人の活動内容、才能たる秘密、これからの野望など、盛りだくさんのインタビュー内容となっております。必読です!

これからもサミットクラブの動きに目が離せません。

【サミットクラブ・ヒストリー】

===サミットクラブの結成から今までのヒストリーを教えてください

ムラコ 「美原町立平尾小学校4年生のとき僕と静を含む友達4人で駄菓子屋によくたまってて、その駄菓子屋の店主に『毎日来てサミットして!』と言われたのをキッカケに、『サミットクラブ』が出来ました。その後、美原町立美原中学校に進学して、僕は大阪府立松原高等学校に、静は大阪府立東住吉高等学校芸能文化科と別々の学校に進学しました」

 「そんでムラコが通っていた高校の授業に”上方漫才研究”というのがあって2年の時に、オレを誘い『第20回今宮子供えびすマンザイ新人コンクール』に応募。コンクールの参加資格はプロアマ不問で過去に受賞経験のないコンビもしくはグループで。過去にはダウンタウンさん、ナインティナインさん、宮川大助・花子さん、大木こだま・ひびきさん、ミルクボーイなど、数多くの売れっ子芸人が登竜門として羽ばたいて」

ムラコ 「そこでサミットクラブは香川登枝緒賞を受賞しました」

 「そのとき審査員をしていた1人が『11PM』『EXテレビ』『鶴瓶・上岡パペポTV』『ちちんぷいぷい』『せやねん!』などを手掛けてきた放送作家・疋田哲夫先生で、その目に留まり」

ムラコ 「たまたま決勝で見せた美原町(現・堺市美原区)をひたすらディするネタを疋田先生が気に入ってくれて大笑いしてくれた。あとあとわかったのですが疋田先生がそのとき美原町に住んでいて」

 

===疋田先生が2人の波ならぬ非凡さを見つけてくれたのですね?

ムラコ 「お恥ずかしい。高校3年になって疋田先生の紹介もあって、大手事務所複数から声がかかり、2001年にワタナベエンターテインメントに所属しました。だいたい同期には波田陽区、クールポコなど」

 「事務所が決まると同時に東京へ上京。自分は桜美林大学文学部総合文化学科に入学して演劇を専攻しました」

ムラコ「僕は東京で芸の道一本で」

 「大学入った当初は生意気にも『先輩より動員力があるステージをやってやる』って啖呵切って、ムラコに声をかけ、コントユニット『High×position(通称・ハイポジ)』を結成」

ムラコ「ワタナベエンターテインメントではネタ見せの毎日が続くなかボロカスに言われ…、今思えば実力がなかっただけなんですけど、」

 「鳴かず飛ばずで仕事もないなか、『ハイポジ』の公演は1,000人越えをする人気になって。あと桜美林大学3年、4年のとき平田オリザ先生の書き下ろし・演出の「もう風も吹かない」抜擢させてもらい、2年にわたり舞台に出演、全国ツアーをさせてもらったことも現在の芝居作りに大きく響いてますね」

ムラコ「そして新しい環境を求めようと4年間お世話になったワタナベエンターテインメントを辞め、2005年11月、23才のときにアップフロントグループの関連会社「ケーアッププロモーション」に移籍しました」

 

===アイドル事務所移籍はどんな影響がありましたか?

静 「移籍してから『Berryz工房』『℃-ute』といった同じ関連会社のアイドルさんと仕事をする機会が増えて。バラエティー番組やイベントMCの仕事が増えました。そしてゴハンが食べれるようになった転機が、2009年 日テレジェニックのお仕事でした。その仕事を境に他事務所の社長さんから声をかけられることが多くなり、イベント司会を頼まれたり、アイドルさんを使った芝居の作・演出を頼まれたり、多岐にわたって仕事量が増えまして」

ムラコ「あのときはアイドルとしか仕事してなかったですね。」

静 「2011年からは脚本家・演出家の仕事が増えていき、2013年6月に所属事務所がお笑い事業から撤退することを期に、フリーランスの道を選択しました」

ムラコ「今となれば、もっとはやく独立しておけばよかったかなあと思います。」

 

【現在のサミットクラブ】

===現在の活動について教えてください

ムラコ「僕は現在、得意な競馬の知識を活かして競馬場イベントのMCや競馬セミナーの講師、『ウマバラ』金曜・土曜のレギュラーに出演。タレント活動のほか、イラスト、デザイン、絵本作家、脚本家、構成作家、MCなど、もはや何屋かわからない感じで色々やってます。たまに服を作ったり(笑)」

 「僕も何屋かわかりません(笑)土曜のラジオレギュラーのほか、年内に未発表の書き下ろし舞台脚本が4本控えてます。作家、演出家、脚本家、放送作家、MCなど何でもやってます」

 

【笑いの原点】

===サミットクラブの笑いの原点を教えてください

ムラコ「静の兄ちゃんが師匠。静の兄ちゃんはbarのオーナーをしていて色々な音楽を教えてくれた。僕がネタを考える発想は全部音楽から来ていて。この音楽の世界に合う笑いって何かな?サビから連想するストーリーとは?と。例えば『恋の矢』というネタはGOING UNDER GROUNDから。『三日後にサヨウナラ。』のネタはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTからインスパイヤーされ」

 「僕はモテたいっていう願望からですかね。小学校4年のとき初恋の子がいて。その頃、心斎橋筋2丁目劇場で千原兄弟さんやジャリズムさんが人気でワー、キャーされていて。お笑いやったら初恋の子を振り向かせることができるって」

 

===笑いを作るのに影響をうけた言葉は?

ムラコ 「放送作家の疋田哲夫先生と、博多ヒト志先生から言われた言葉。『敵は多いほうがいい』『ウケたいのか?売れたいのか?どっちかハッキリしたほうがいい』」

「あとこういうのも教えてもらったな。『ボケはちょっとだけズラすセンスが必要。“沖縄”って聞かれたら“那覇”みたいにちょっとずらせるか?』って『“沖縄”と聞かれて“暑い”とか“シーサー”とか答えるやつは売れない』って」

ムラコ 「本筋にあわなければウケるボケでも外さないとダメ。単発に走っては本当の笑いがわかならい」

 

【最後に】

===38才になって思うこと、今のお笑いについて思うこととは?

ムラコ「今の人たちに言いたいのは、流行るのはやらない、やりたいことをやる!あと昔の僕なら短い尺はやらないと思う、30分を2~3本が丁度いいかなあ、そう思う年齢になりました」

 「頭を使ったライブをしたいかなあ。いろいろな短編作品が、大きくみると1つの数珠繋ぎになっていて、芸術的な伏線回収になる大ストーリー」

ムラコ「子供が3才(長女)と2才(長男)なんですけど。いま家族もの、子供もののコントやったら泣いちゃうだろうな。育児系の番組とかやってみたいですね」

 「ムラコは本当!子供ができて丸くなった、昔はとがりまくっていた。昭和の芸人気質で破天荒で(笑)。今は人と円滑にコミュニケーションとれることが信じられない。90分ぐらい世相や競馬の話をする『2人会議』やってみたいですね」

ムラコ「静は昨年(2019年)に結婚したんだけど、本当に良い人と結婚した。奥さんはもともと知っていて、とても運気を持っている女性。静の運気は上がる一方だね。」

 「もともとうちらは『絶望エンターテイメントLIVE』って言われたんですけど。もうアラフォーに近づき、今では2人とも結婚したので『ハッピーエンターテイメントライブ』を目指していきたいですね」

 

20年を振り返り】

===2人のネタをフラッシュバックお願いします!

ムラコ/静「サミットクラブが作ったユニットコントも含む22ネタです。どうぞ!」

 

≪サミットクラブ・ネタ集・22撰≫

ネタ集①「赤い糸」(15分/ネタの長さ)

【あらすじ】夏休みの登校日、学校に行ったら同級生の手に赤い糸が・・・先生の手にも赤い糸が・・・どうやら『誰と誰が結ばれている』ということが見えてしまう不思議な力を持ったらしい。性格の悪いビッチな友人が味方のフリをして近づき・・・思わぬ展開に。

 

ネタ集②「玉転師匠」(3分~10分)

【あらすじ】60才を超え、真打に昇進した落語家。苦労人で落ちこぼれ師匠は惚れやすい体質で、興奮すると下ネタを言ってしまう悪い癖が。今日も失恋し、哀愁漂う「なぞかけ」を叫ぶ

 

ネタ集③「思い出モンスター」(10分~15分)

【あらすじ】親を亡くした10才の少年は、昔の嫌な思い出を全部消したい。森に思い出を食べてくれるモンスターが住んでいるという噂を聞いて行ってみると、そこには見知らぬ浮浪者が・・・。浮浪者は苦い思い出は美味しくないと言い、少年に新しい思い出作りの提案をする

 

ネタ集④「キス部」(5分~10分)

【あらすじ】中学校に「キス部」という部活が存在する。キスの達人世界一を決める大会を目前に合宿をする女子中学生。キスの経験のない後輩に先輩は様々なキス技を伝授する青春ストーリー

 

ネタ集⑤「なに部やねん!」(5分~10分)

【あらすじ】新しい学校に赴任してきた教師。何の部活か聞かず部室に入るが何の部活か分からず、「なに部やねん!」と突っ込みまくる。生徒たちはヒントを小出しにしながらボケまくる。

 

ネタ集⑥「鬼ごっこ」(5分~10分)

【あらすじ】バスを待っているサラリーマン。不審者な男に「つかまえた!」と肩を叩かれる。男は小学校の同級生だった。「20年探したぞ」と話し出す男・・・捕まえたら100万円という賞金が自分にかけられていて・・・

 

ネタ集⑦「ムラえもん、しず太と最後の日」(10分)

【あらすじ】今日は、ムラえもんが未来に帰らなければいけない日。なのに、しず太と家族は出かけて不在。イライラしながら待つムラえもん。帰宅したしず太は浮かれ気分。ムラえもんが未来に帰る日だということを忘れていた?ムラえもんのこれまでの不満が爆発する

 

ネタ集⑧「恋の矢」(10分)

【あらすじ】ある朝、道で困っている天使を助けた女子高生。そのお礼にと1本の矢をもらう。これで好きな人を射抜けば恋が叶うと言う。早速片思いをする同級生に使い二人は交際をはじめ、やがて結婚するのだが・・・

 

ネタ集⑨「新田さん」(10分)

【あらすじ】男性アイドル「砂嵐」のメンバー・シズカの追っかけをする通称新田さん。青ヒゲのおじさんヲタである新田さんがシズカを好きになった本当の理由とは?

 

ネタ集⑩「チキンボーイ」(5分~10分)

【あらすじ】鶏の格好をしたチキンボーイが鳥インフルエンザで殺処分された父鶏の墓参りをしていると、養鶏所の職員がやって来る。あの時何故、父鶏は殺されなければいけなかったのか?職員は反省の弁を述べるのだが・・・

 

ネタ集⑪「ミライ」(10~15分)

【あらすじ】ある日、少年が帰宅すると部屋の様子がおかしい。買ってもらったばかりの勉強机も、随分古くなっている。そこに現れたのは、自分そっくりのサラリーマン。それは未来の自分だった・・・果たして少年の夢は大人になって叶っているのか?

 

ネタ集⑫「ストーカー」(5分~10分)

【あらすじ】サミットクラブ2人でネタ合わせしているところ、ムラコに彼女が出来たと報告を受ける、一方静の彼女はストーカー被害に悩んでいる。だんだんと話を聞いていくうちに、ムラコがストーカーなのではないかと疑問が湧いてくる・・・

 

ネタ集⑬「サイコパス」(5分)

【あらすじ】取り調べをする刑事。容疑者は異常犯罪者のサイコパスで犯罪心理テストを行うが・・・予想を反して模範解答を連発する容疑者。何度も「俺はサイコパスだ」と言うのだが・・・

 

ネタ集⑭「道を聞いたら」(5分)

【あらすじ】駅前で道に迷った青年。通りすがりの人に道を尋ねるのだが、この人の説明が下手すぎる。最後には服を脱いで、道に見立てて説明してくれるのだが・・・

 

ネタ集⑮「大村の修学旅行」(5分~10分)

【あらすじ】忘れ物が多い中学生の大村君。修学旅行当日に色々なものを忘れる。しかし頑として忘れたことを認めない・・・最悪爆笑な修学旅行の夜

 

ネタ集⑯「文字で死ぬ」(5分~10分)

【あらすじ】TwitterなどのSNSで悩む主人公。悩み過ぎて文字が形となって巨大化して、流れ弾になって当たって死ぬ。

 

ネタ集⑰「宇佐井健」(5分~10分)

【あらすじ】「まじっすか」が口癖のチャラそうに見える青年、宇佐井健。師匠の代わりにファッションショーでのスタイリストを任せられるも、その“ま”の悪い相槌に空気を悪くする。更にはモデルより目立ってしまい・・・。

 

ネタ集⑱「ブルマ」(5分~20分)

【あらすじ】ある日、放課後の教室でブルマを盗む同級生を目撃してしまう。問いただしているところを、ブルマの持ち主に見られてしまい大変なことに・・・よくわからない熱い正義感で、同級生をかばうのだが・・・なんだか変な方向に

 

ネタ集⑲「修学旅行の花ちゃん」(15分)

【あらすじ】修学旅行先で泊まった旅館に親娘の幽霊が。その名も花ちゃん。お母さんは後追い自殺して死んだという。楽しい旅行が一転、悲劇に変わると思ったが・・・とんでもない感動が待っていた。

 

ネタ集⑳「ストップボーイ」(15分)

【あらすじ】大きな大会を目前に、お笑いコンビ2人はネタ練習にいそしむが、突然相方の体が固まってしまい、全く動かなくなってしまった。その珍しさから、相方は大人気となり売れっ子芸能人に。しかしその人気も長く続かず・・・離れたコンビの心はまた一つになるのだろうか?

 

ネタ㉑「赤い糸と恋の矢」(5分)

恋人が出来た自分の指に赤い糸がついていて・・・

最近モテモテの相方は体中に矢が刺さっていて・・・

見えるのは自分だけ?

相方は候補者の中から一人に絞ると言うのだが

 

ネタ㉒「三日後にサヨウナラ。」(20分)

ある日、死んだはずの友人が目の前に現れ「お前の彼女が三日後に死ぬ」と伝える。彼女を助ける方法は一つ・・・代わりに死ぬこと。彼はどうするのか・・・

※2011年に上演されたサミットクラブ上京10周年単独ライブ「二人会議」で披露された最終コント。序盤から1つ前までのコント全てが「三日後にサヨウナラ。」へ繋がっている伏線回収式・秀逸コントと言われている。

 

◆サミットクラブ公式ホームページ

http://www.summitclub.jp/

 

◆ムラコ

※ウマバラFriday 毎週金曜日20:30〜

※月島競馬サークル

※ウマバラ!毎週土曜日20:00〜

 

◆静恵一

※森下仁丹 Presents バイオRadio!・キスFM神戸 毎週土曜21:00~