遠く離れた場所から、5Gスマホを使って須田景凪のステージ演出へ参加。イベントの模様をレポート!!

エンタメ, 音楽

とても面白い体験だった。詳しい説明は後に記載したことを観ていただきたい。先に簡単に説明をするならば、LINE CUBE SHIBUYAで開催している須田景凪のライブの演出に、auが用意した5G端末を使い、それを操作しながら参加。それを会場ではなく、何百メートルも離れたau SHOPに用意したスペースから実施。参加者たちはビジョンに映し出された映像を観ながら、銘々が手にした5Gスマホを左右や上下に動作。その動きが、そのまま須田景凪の背景に映し出された映像に動きを作ってゆく。つまり、遠く離れた場所からイベントへ抽選で選ばれた十数名の力によって、LINE CUBE SHIBUYAで行なっていた須田景凪のステージ演出の一部を作りあげていったわけだ。

事前に記者団もデモ体験を実施。人数は10人程度だったとはいえ、一人がスマホを動かすだけではたいして動きの出ない演出が、10人の力を一つにし、同じ動きを行なうことで、無数の光の粒が右へ左にと大きく揺れ動きだした。つまり、ある一定の人数が気持ちを一つに、予定された動き通りにスマホを動かすことで、ビジョンに仕組まれた演出も同じように動きを伴った演出を施すというわけだ。面白いのが、人が動作するように動きや力加減も毎回微妙に異なること。その加減によって演出にも変化が出るように、同じ形の動きは一つとして生まれない。別の捉え方をするなら、その演出に参加した人たちが意思を持って協力しないと、その演出はチンケなものになるどころか、動き出しもしないことになる。逆に、気持ちを一つにしてゆくほど、その演出も華やかになるというわけだ。

今回は、選ばれた人たちが、須田景凪がライブで演奏をした「青嵐」と「MOIL」へ参加。「青嵐」では、参加者たちがビジョンに映し出されたライブ映像を観ながら、手にしたスマホを左右へ動かしてゆく。その動きに合わせ、遠く離れたステージ上に設置したビジョンへ映し出された光の粒たちも右へ左にと大きく揺れ動いていた。
「MOIL」では、参加者たちがスマホを上下に移動。その動きを早く、そして一体化し動かす毎に、現場のステージのビジョンに映し出されたカラフルな文様が次第に大きく華やかな文様へと様変わりしていった。
実際のライブ現場に参加していた人たちが、何処までその演出のことを知っていたのか定かではないが。遠く離れた場所から、十数人の参加者たちが須田景凪のライブ演出の一役を担う姿を観ながら、素直に「面白い!!」と感じていた。
正確に言うなら、デモ操作に参加し、体験したときに「これ、すげぇ面白い!!」と感じていた。本番には参加できなかったが、参加者たちが楽しくスマホを動かす姿を観ながら、「そこへ加わり、一緒に演出したい」と思っていたし、正直、参加者たちを羨ましく思っていた。

たとえライブ現場には足を運べずとも、相応の環境さえ整っていれば、誰もがライブに参加するのみならず、一緒にライブの演出を作りながら、そのライブ自体を彩るクリエイターになれる。それを、今回のライブ会場連動企画が示していた。もちろん、その演出をライブ会場にいながら体験することも十分に可能だろう。もしかしたら、そんな遠くない時代に、サイリウム変わりに専用アプリケーションを読み込んだスマホを振りかざし、その場で熱狂のみならず、一緒に演出を作りあげてゆくライブが生まれる可能性だって十分にあり得ること。そんな未来の体験に欠かせないのが”5G”という通信システムというわけだ。これは、とても面白い。早く”5G”が一般化することを期待したくなった。

最後に、この日の趣旨を記しておこう。

「来たる5G時代を見据えてKDDI株式会社、一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザインの三者により 立ち上げられた「渋谷 5G エンターテイメントプロジェクト」(資料より抜粋)。これは、「5G」を活用した エンターテイメントで渋谷の街を未来へ導く新たな施策を行なうためのプロジェクト。そのために、1月24日(金)と25日(土)の二日間限定でハチ公エリアへ株式会社KDDIにより”5G”基地局が設置された。
さらに1月25日には、「 渋谷における”5G”を活用したライブエンターテインメント施策として、若者から絶大な 人気を誇り1月期ドラマの主題歌も務める、ボカロ P”バルーン”ことシンガーソングライターの須田景凪のライブを5Gでアップデートし、渋谷の街全体を活用してライブ体験が盛り上がる施策を提供。ライブが行われる LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)と au SHIBUYA MODI を”5G”で繋ぎ、au SHIBUYA MODI に集まったお客さまがライブ中継を見ながら”5G”スマートフォンを用いてLINE CUBE SHIBUYA会場のライブステージの演出に参加。両会場が”5G”の低遅延な通信で連携して盛り上がる体験を提供」(資料より抜粋)するプロジェクトもau SHIBUYA MODIを舞台に行なわれた

取材班は、「『uP!!!NEXT 須田景凪~晩翠~』”5G”ライブエンターテインメント施策」の体験を行なったau SHIBUYA MODIへ足を運び、実際にイベントを体感する人たちに混じり、ともに体験を味わったというわけだ。

この日行なわれた施策も、資料を張り付ける形になるが、以下へ紹介しておきたい。

その1:5G を用いた会場連動施策

au SHIBUYA MODI では、LINE CUBE SHIBUYA で開催されている「uP!!!NEXT 須田景凪~晩翠~」ライブを一部中継し、映像を視聴しながら、お客様自身が 5G スマートフォンを用いて LINE CUBE SHIBUYA のステージ演出にリアルタイムで参加できる施策。5G で会場を低遅延で連携し、両会場がお互いに盛り上がる体験を提供する。
-ライブ会場:LINE CUBE SHIBUYA / 旧:渋谷公会堂(東京都渋谷区宇田川町1−1)
-5G 施策会場:au SHIBUYA MODI(東京都渋谷区神南 1-21-3 渋谷モディ 1F)

その 2:Audio Scape by au × 須田景凪

渋谷の街と連動した音楽ウェブサービス「Audio Scape by au 」。渋谷区内の一部エリアで専用サイトにアクセスすると、AIが位置情報・時間・気分・天気などを解析し音楽を自動で選曲する。この音楽サービスと須田景凪がコラボ。渋谷の対象エリアを訪れ「Audio Scape by au 」を起動すると、フジテレビ系ドラマ 木曜劇場 「アライブ がん専門医のカルテ」の主題歌「はるどなり」が流れ出す。

その 3:INVISIBLE ART IN PUBLIC vol.3 須田景凪

ARアートを体験できるアプリ「STYLY」をスマホにインストール。アプリを起動し、渋谷の街に出現した専用マーカーをスキャン。街の風景に合わせて、須田景凪のミュージックビデオが出現する。ライブに向かう途中、帰る途中もアーティストの世界観が街の中に存在する体験を提供する。

この日の渋谷の街では、指定されたポイントに足を運び、QRコードを読み込むと、渋谷の街と連動する形で、須田景凪のMVや歌詞などが映し出されていた。これも、なかなか面白い企画ではないか。

今回のような「新しい参加型ライブ」が、今後どのように身近になっていくのかへ期待したい。現場に行く楽しみはもちろん、これまでも、現場に行かずとも、スマホやPCを介しライブの生放送を楽しんではきたが、今回の施策のように、さらにもっと深い形でライブを体感できるようになるのは、とくに遠方の方には嬉しいこと。
ただ、あえてひとこと言わせていただければ、やはりライブは、その場の空気と臨場感こそを味わって欲しい。たとえばの話、アーティストは無人でライブ中継を行ない、それを現場以外で楽しむことも十分可能ではあるが、あくまでも、その場で一緒に作りあげる空気(熱気)があるからこそ、アーティストは感情の生きたライブを生み出してゆく。要は、両方の良さを活かしながら、これからも新しいライブの有り方を作り出してもらえたらなと思っている。

TEXT:長澤智典

・ウェブサイト(URL):https://shibuya5g.org