エルザワ祭2日目『超越』・・・。1日目を超える勢いの怒涛のステージの数々!!! 遂にやって来た盛大なるフィナーレ。

ライブレポート, 総合

前日のエルザワ祭『超絶』を超えるべく『超越』が開催。
この日もL-THE WORLDメンバーより、数々のフードが来客者に振舞われた。
さぁ、この2日目一体どんな宴となったのか??
今一度あの熱に触れ、心震わせて頂きたい。

EYEZBERG

この日、トップバッターとして強烈な音を届けに来たのがEYEZBARG。
「全員本気でかかれ!!」と煽ると、『Lost』がスタート。怒涛の始まりに、観客たちは次々に頭を振るい、その音に身を委ねていく・・・。
ギターボーカルとして奏でながらも、「後ろ!!こんなもんじゃねぇだろ!?」と噛みつくJun。歌はもちろん、彼自身もギタリストとしてソロを奏でるのがこのバンドの魅力である。Shizukuは鋭い眼光と共に刺すように音色を奏でていく。抉るようなEYEZBERGのサウンドは会場を震わせ、Junの心からの叫びの歌声が響き渡る。激しさの中にも苦しい胸の内を歌ったのが『Room』。つんざく音色の中で、切ない表情を浮かべる彼の姿が印象的だ。
JunとShizukuの2人で構成されるEYEZBARG。ほかのバンドと比べたら人数は少ないが、彼らの届ける音楽にはほかに負けないメッセージと思わず身を委ねてしまう中毒性がある。日常から生まれるこの心の叫びを貴方にも体感していただきたい。

Black TeaR

主催のL-THE WORLDと共に唯一の2日出演のBlack TeaR。この日は前日と打って変わって全員浴衣での登場!!サプライズに会場からは思わず嬉しい悲鳴が起こった。
爽やかな衣装とは打って変わって「喘ぎなさい!」と『孤独の中の悲しみと苦しみの涙』からスタート。浴衣姿によって、一日目よりも遥かに妖艶さが増し、会場は一曲目から乱れていく。衣装は変わっても彼らの動きは変わらない。それどころか、いつもとは違う空気感によってこの特別なシーンを焼き付けるかの如く、観客とメンバーが互いを激しく求めあっていく・・・。『毒の蜜』、『理想郷』と激しさを増すにつれてメンバーの衣装ははだけてゆくが、そんなことはお構いなしと言わんばかりに『夢』では彼らの代名詞といえるであろう逆ダイが何度も繰り広げられる。Mo∀‐モア‐はステージから降りて観客たちをステージ方面へ投げ出せば、Rey、YU-TA、Cayaがテージ上で笑顔で受け止める。その笑顔に引き付けられるかのように、観客たちは次々にダイブしていく。二日目の夜は濃く、より深く乱れ打つ・・・。もっと、もっと求めあいたいと願ってしまうのはBlack TeaRの罪である・・・。

Roub

この日名古屋からやって来たRoub。一曲目からヴォイ!ヴォイ!!と会場を畳みかける。『RUIN』で会場からはステージに詰め寄る勢いで拳が突きあがっていく。爽快なフレーズがなんとも心地が良く、いつの間にか会場を一体化させていた。続く『僕にしか見えない屋上』ではそのまま会場全体をダンスフロアー状態へ。突き抜けるようなしょうのギターフレーズが体を思わず飛び上がらせる。めつは「無理にのらなくていい。僕らの歌を、歌詞をしっかり聴いて下さい。」と語りかけた。だがしかし、観客たちはすでにRoubの虜だ。少しずつ、少しずつ前へ踏み出していく観客たちが後を絶たない。『破滅の歌』では爽やかに歌い始めたかと思えば、「畳みなさい。」の一言で瞬時に荒れ狂う会場・・・。なおととさくぞうが低音で畳みかけるかけていくと、次の瞬間ではれおな、しょうの奏でる爽やかなフレーズでゆったりとした雰囲気に。一曲の中でいくつも表情を変えていくのがRoubの魅力だ。20数分の中では短すぎる。もっと見ていたい、体感していたい、そう思わずにはいられない濃密な時間であった。

DictavE

最初から全力フルアクセルでかかってきたのがDictavE。一同、祭りとのことで、浴衣姿での登場!
バンドの特徴でもあるエレクトリックなサウンドの上に美優斗の叩きつけるドラム、キラの攻めのベース、隼耶、tsunoのギターが鮮やかにのり、奥まで手を差し伸べながら歌う瑞希のシャウトが会場を揺らしに来る。『Make some noise』で瞬時に、会場は後ろまでダンスフロアー状態になり、観客たちのはめる光るリングが夜光虫のように揺らめいていた。美しく煌めくフロアーだが、ヘドバン、折り畳みと、激しい攻めのステージが続き、『Rotted』では観客たちはタガを外したかのように荒れ狂っていく。観客の中には浴衣姿の女子も見受けられたが、はだける事を気にせずに乱れに乱れ・・・。脳天を打ち破る程のその勢いに、DictavEは更にボルテージを上げ『乖離』へ。一瞬に感じるそのステージはまさに圧巻。観客を瞬時に惹きこんで会場全体を揺らしにかかるDictavE。全てを飲み込むほどのその勢いは今後のヴィジュアル系の中で脅威ともいえるのではないだろうか・・・?DictavE、それは今後の活動から是非とも目を離せないバンドである。

DANGER☆GANG

沢山の手拍子の中現れたのはDANGER☆GANG。「今日はお祭りだって聞いたんでねぇ!!」とわかが唸ると、右へ左へと触発された会場が一瞬にして揺れていく。「今宵はここにいるみんなともっと狂っていきたいと思う・・・!!」と叫ぶと、『エ・ゴ・イ・ズ・ム』で観客たちは頭の螺子を外し、ヴォイ!!の掛け声と共に会場を真っ黒なヘドバンの海で染め上げていく。
ここまで激しいバンド達がこの祭りを盛り上げてきたが、DANGER☆GANGはここからだ!!と言わんばかりに更に狂いに狂ったステージングを進めていく。その姿をヒコ、ほのかが愛おしそうにフロアーを眺めながら奏で、蓮がクールにもテクニカルなドラムを繰り広げる。MCではユニークな喋りで会場に笑顔を咲かせるのもこのバンドの素敵なところ。激しいだけでなく、メンバー全員がステージを楽しみ、笑顔で観客と共に荒れ狂っていく。これぞバンド、これぞライブだということを証明したステージであった。余韻で思わず体が疼くほどに・・・!!

ログダマカルタ

黒装束でやって来た来たロクダマカルタ。激しく響くデスヴォイスでも彼の歌声はどこか透き通り、聴いている者の感情を代弁しているかのようで、ふとその世界観に酔いしれる。
『BlllR』で打ち鳴らされるドラムの低音と共に届けられるその歌声は、どことなく憂いを帯び、一人一人に語り掛けるよう。響くピアノ音が更にその憂いを助長させ、胸の奥をぎゅうと締め上げてくるかのようだ。締め上げられた胸の想いの丈は『HENRY’S』でシャウトと共に吐き出される。その歌声に共鳴するかのように、観客たちは想いをリンクさせ、感情のままに乱れていく。
それぞれがステージに自らを投影するかのように、誰もが右へ左へと身体を揺らしていく・・・。そう、全てを彼に託しているのだ。彼はその全てを受け止め、曲としてステージで表現していく。会場全体が今、彼の音楽の全てとなっていく。またライブで彼の一部へとなっていきたいと思わずにはいられないのだ。

ZAKLIA

「診察します・・・。」
独特な世界観をぶっ放しにやって来たのはZAKLIA。幕開けと同時に目にするのは、心電図とマイクスタンドに人形の頭があしらわれていたりと異様な空間が広がる・・・。
「後ろ!!かかってこい!!」と狂牙の煽りから始まった『事 故 物 件』 では、「事故物件」と叫ぶと右へ左とモッシュの波が起こる。はると鷹のギターが闇をつんざいていくと、椿が次々に低音を腹の底にまで叩き込む。ZAKLIAのステージはまさに荒治療だ。観客たちを休ませることなく手には切り離された片腕の人形を持ちながら、狂牙が次々に観客たちを振り回していく。「殺せ!!」と放ったのが『ソレデハ・ミナサン・サヨウナラ』。後ろまでヘドバンの黒い波が侵食されるかのように広がっていく・・・。幾度となく繰り広げられるこのこの激しい衝動に触発され、観客たちの狂った勢いが隅々に伝染していく。
さぁ、あなたもこの荒治療で彼らに依存してみてはいかがだろう。いや、断言しよう。依存せずにはいられない。

 

L-THE WORLD

前日に引き続き、浴衣で登場したトリのL-THE WORLD。
会場は既に熱を帯びていたが、『Advance sign』、『Dance Labyrinth』で更に熱くなっていく。
「昨日に引き続き来ていただき、ありがとうございます!!いい感じにやれてますか?・・・まだ足りんな。いっぱいご飯食べたやろ?エネルギーがあるんやったら、全部出し切って帰らんと!!」
その言葉を証明するように、発売されたばかりの『GLOW』で会場のボルテージは更に上がっていく・・・。上がり切った熱を大量に放出するように、『夢のような・・・』での掛け声をお祭りらしく「わっしょい!!」に変え、更に上へ挙げるべくJirのギターが高らかに吠える。エルザワに限界なんてない。それを突破していくのがこのバンドなのだ。
「今日が夏の終わりではなく、ここからがスタート。今日とは比にならん位楽しいことやっていくので、引き続き楽しんでいきましょう!!」と『Merry Go Round』が始まる。次から次へと突きあがる拳で会場は埋め尽くされ、エルザワ祭は壮大なクライマックスを迎えようとしている。

そして、もう夏の風物詩というべきであろう、ラストの大セッション。
この日出演したバンド全員がステージに揃い、共に『Risky odor』を歌いあげる。
この二日間の『エルザワ祭』、全てを噛みしめるように何度も何度もステージ上の出演者と観客たちがぶつかり合っていく。今年一番暑かった場所は、間違いなくこの『エルザワ祭』だ。誰もが終わりゆく宴を名残惜しく感じながら、最後の最後まで求めあっていた。

平成最後の宴は惜しまれつつも幕を閉じた。お腹も感情もいっぱいなこの二日間。
しかし、ステージ上でLAERが言っていたように、これで終わりではなくここからが『始まり』なのである。
序章に過ぎないこのステージ・・・。これから先彼らがどんな景色を魅せてくれるのであろうか。あなたがその新たな時代の目撃者・・・いや、共に築き上げる創設者になるのだ。

Text 岡田茉奈佳

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