いつまでも青春を謳歌できる、レジェンドの努力に敬意

音楽評

 氷室京介のラストライブから早くも4カ月が経とうとしている。あれだけ虚無感を味わいながらも、今はこうして平常の生活を送っている自分に、社会に適合していく人間のむなしさを覚える。

 ラストライブ後に開かれた、映画の完成披露試写会で、氷室京介のメッセージが代読された。そこには「清々しい」というニュアンスの言葉があったように思える。氷室の前向きな言葉は、虚無感を味わう私たちにとって救いだった。

 青春時代に聴いた音楽は何年経っても色あせない。ずっとその時に見た、感じた、聴いた音楽が脳裏に焼き付いている。歌う本人はずっとそれと闘いながら日々、己のパフォーマンス力を更新している。そのプレッシャーたるや相当なものだと思う。

 しかし、そうした努力のおかげで私たちはいつまでも青春を思い出させることができる。氷室京介、布袋寅泰、X JAPAN、LUNA SEA、小田和正などなど。私が今年見たライブはどれもそうした思いを起こさせてくれた。心から込み上げてくるものがあった。

 やはりそれは、彼らのパフォーマンス力が低下することなく、維持・向上しているからだと思うのである。改めて彼らレジェンドに感謝と敬意を表したいと思うのである。

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