BiSH、目指すは東京ドームか 新たな戦いが始まった横アリ公演

 BiSHが5月22日、横浜アリーナで、ワンマンライブ『BiSH “TO THE END”』を開催した。開催日が平日にも関わらず、チケットが販売になるや瞬く間にソールドアウトを記録したこの日のワンマン。盛り上がるのは当たり前。そのうえで、どんな衝撃や伝説を重ねるのかが注目されていた。その結果はどうだったのか。レポートを通じて記したい。【取材=長澤智典】
あの日の続きを、舞台を横浜アリーナに変えてふたたび描き出すように
BiSH
 1万2千人という大勢のファンの期待が充満した横浜アリーナ。ライブは、メ…

THE イナズマ戦隊、日比谷野音を舞台に21年目の熱い生き方を示す

 THE イナズマ戦隊が5月26日、日比谷野外大音楽堂で、ワンマンライブ『俺とオマエと野音と応援歌』を開催した。昨年から続けてきた20周年を記念した47都道府県を巡った全国ツアーをおこない21年目のスタートとなる舞台がこの地になる。彼らがどんな意気込みでライブに臨んだのか、その模様を以下にレポートする。【取材=長澤智典】
ここには気持ちを一つにした熱い奴らばかりが集まっている
THE イナズマ戦隊(撮影=浜野カズシ)
 5月26日、日比谷野外大音楽堂の舞台にTHE イナズマ戦隊は立っていた。場内を埋…

ワルキューレらアニソン界人気6組で魅了した「あにゅパ!!」

アニソン専門定額サービス「ANiUTa(アニュータ)」が主催するイベントライブの第2回目となる『アニュータライブ2018「あにゅパ!!」』が5月13日、千葉・幕張メッセイベントホールで開催。fhana、i☆Ris、大原ゆい子、オーイシマサヨシ、内田真礼、ワルキューレといった、アニメ/アニソンの世界で人気の6組が出演。それぞれの楽曲だけでなく、人気アニソンのカバーやコラボといった「あにゅパ!!」だけの特別な趣向もあり、それぞれのライブでは見ることのできない表情も見せて、集まったファンを楽しませた。【…

生駒里奈のhide愛、好きな曲に「DOUBT」を挙げた意外性と可能性

 元乃木坂46のメンバーで女優の生駒里奈(22)が先日都内でおこなわれた、映画『HURRY GO ROUND』の初日舞台挨拶にゲストとして登壇した。乃木坂46卒業後の初イベント出演となったが、無類のhideファンぶりを語る姿が印象的でもあった。
 hideの音楽に大きな感銘を受け、リアルタイムな刺激ではなかったものの、その衝撃をすっかりと受け止めたという生駒。特にこの日のイベントのBGMとして掛かったhideの楽曲「DOUBT」は自身も大のお気に入りの楽曲で、乃木坂46在籍時にも自身の平静を保つ上で…

SHE’S、華やいだ中野公演 ストリングス&ホーン編成で歌紡ぐ

 ピアノロックバンドのSHE’Sが5月27日、東京・中野サンプラザで、ストリングス&ホーンを加えた特別編成によるライブ『Sinfonia “Chronicle”#1』をおこなった。大阪と東京での特別公演。「僕らのベストライブを見せたい」と実現させた初の試みだ。彼らは今年4月まで約2カ月にわたり全国20都市を巡るツアーをおこなっており、バンドとしての完成度を上げた状態での今回の特別公演。一体感のあるバンドサウンドの上に、ストリングスとホーンが彩を加えてドラマチックに展開。更に、井上竜馬(Vo/Key/…

SCANDAL、ホールツアー完走 今秋には10周年感謝祭ツアーも

 SCANDALが、今年2月に8枚目のオリジナルアルバム『HONEY』をリリースしそのアルバムを引っ提げたホールツアー「SCANDAL TOUR 2018 “HONEY”」を3月、埼玉県三郷公演からスタートさせ、約3カ月間にわたるツアーを5月25日兵庫県神戸公演にて無事完走した。
 ステージセットはシックなレッド一色に、アンプの皮やドラムのシェルも今回のツアーのためにカラーを統一し、大歓声の中、メンバーもそれぞれ「HONEY」のテーマカラーであるレッドの衣装を身に着けステージに登壇。
 アルバム「H…

コレサワ「満腹感にさせちゃったね」全力疾走のワンマンショー

 シンガーソングライターのコレサワが5月12日、東京・恵比寿LIQUIDROOMで、ワンマンショー『コレシアター 04』を開催した。イベント名の「コレシアター」は、コレサワとシアター(映画)を掛け合わせた造語。「映画館で映画を観ているような気分になってほしい」というコレサワの思いが込められた「ライブ×映像」のショー形態。今回のライブはワンマンでは自身過去最大規模の会場。その模様を以下にレポートする。【取材=桂泉晴名】
4人のかっこいい女子バンドを率いて
コレサワ(撮影=小坂茂雄)
 白い衣装で統一さ…

村上佳佑「恋文の日」ラブレターを元にオリジナル曲プレゼント

 シンガーソングライターの村上佳佑が23日、東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで、同日リリースされた3rdミニアルバム『Upstairs』の発売記念ミニライブ&特典会をおこなった。TBS系アニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』のエンディング・テーマ「Go One Step Ahead」などを披露。また、この日が「恋文の日」ということもあり、事前に募集したラブレターを元に作ったオリジナル曲を、ギターの弾き語りでプレゼントするというスペシャル企画も。村上の魅力を凝縮したイベントとなった。

「今日しか歌わない曲を本気で書きました」

村上佳佑

 まだ無名の時代に、“NEVEA”ブランド2016-2017年のCMソング「まもりたい〜この両手の中に〜」に抜擢され、昨年6月、その曲で鮮烈なメジャー・デビューを果たした村上佳佑。R&Bをルーツにした確かなテクニックと誠実な歌声、そして、自由でオープンな人柄がにじみ出るそのステージ・パフォーマンスが、今、ジワジワと世代を越えて音楽を愛する人々の心を捕え始めている。

 5月23日には、TBS系アニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』のエンディング・テーマを含む5曲入り3rdミニアルバム『Upstairs』をリリース。この日、タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで、発売記念のミニライブ&特典会が行われた。今回全国で繰り広げられているインストアの中でも、この日が唯一のクローズド・イベントとあって、集まってきたファンは「やる気」満々でスタンバイ。“シンカリオン”効果もあったとみえ、会場には小さなお子さん連れのパパ、ママの姿も。村上のライブ特有のやわらかい空気が、さらにほっこりしたものとなっていた。

 赤いチェックのシャツでフラリと出てきた村上は、ファンの一人ひとりとアイコンタクトするように「よろしくお願いします」と言うと、まず名詞代わりの「まもりたい〜」から。歓声とともに拍手が湧くと、村上は早くも満面の笑顔を見せ、伸びやかな歌声で一気に会場を魅了した。前出のアニメでオンエア中の「Go One Step Ahead」が始まると、子供たちも体でリズムをとってステージの村上に集中。さらに、ちょっと尖ったR&Bナンバー「OVERLOAD」で、「ファルセットの魔術師」を証明するハイトーンを披露すると、そのクールさに釘づけとなった会場から思わず黄色い声が上がった。

 中盤にはスペシャル・コーナーも。実は5月23日が「恋文の日」ということで、事前に「大切な人へのラブレター」を募集。村上は心を動かされた手紙を3通選び、その書き手をこの場に招待していたのだ。さらに、その一人ひとりをステージに呼び、なんとそれぞれのラブレターを元に作ったオリジナル曲を、ギターの弾き語りでプレゼント。この日が誕生日という女性の母への思い、亡くなった父に結婚報告する娘の思い、夫と恋に落ちた日を忘れない妻の思い。どれも1コーラスだけだが、「今日しか歌わない曲を本気で書きました」に嘘偽りのない仕上がり。いわば“イチ”ファンへの極めて個人的な歌だ。でも、会場にいる誰もが3人を妬んだりはしない。むしろ、感涙する3人と、「よかったね」と思いを分かち合っている。プライベートな思いを歌にして共感の連鎖を生む能力。それこそが村上佳佑が持っている一番の強みだと確信する素敵な場面だった。

クリス・ハートとのコラボ曲も

村上佳佑

 後半も、事務所の先輩であるクリス・ハートとのコラボ曲「ファンファーレ」、心が折れそうになったとき故郷を思って書いた「僕らの明日」と、『Upstairs』から惜しみなく。とはいえ、インストアの時間は限られている。再びアコギを抱え、「最後の1曲となりました」と言う村上に、まだまだ聴いていたい観客はあまりに素直な「エーッ!」という声を上げた。すると、サービス精神旺盛な村上は、急遽サム・スミスの「Palace」の日本語カバーを、ポロンとギターで一節。観客は沸きに沸いた。

 そのざわめきをスーッと吸い取るように、ラストは、指弾きの温かいギターで「空に笑う」。震災時に書き、7年間大事に歌い続けてきたというこの曲が、長く静かに人々の心を灯す未来が見えるようだった。

 もうすぐデビュー1周年。でも、この日のリハで、サウンド・チェックを的確に仕切る姿には貫禄すらあった。底上げされてない本物のミュージシャンシップを持った人。本領発揮はまだまだこれからだろう。2年目の大いなる飛躍に期待していたい。【取材=藤井美保】

 ▽村上佳佑(むらかみ・けいすけ)プロフィール

 1989年、静岡県生まれ小学1年生から幼少期の5年間をアメリカ・ジョージア州アトランタにて過ごす。帰国後は、静岡県富士市で高校生活を送ったのち、京都府の立命館大学に入学。その頃出会ったメンバーで伝説のアカペラグループ「A-Z(アズ)」を結成。2009年フジテレビの「ハモネプリーグ」でハモネプ史上最高の99点で優勝。「アマチュアの最高域」「ファルセットの魔術師」などの称賛を得た。2011年まで同グループで活動するも大学卒業を機に解散。その後ソロに転じ、本格的に作曲を始める。

 2016年4月クリス・ハート日本武道館LIVEのオープニングアクトに抜擢され、10月からは47都道府県ツアーにコーラスとして参加。 そして、“NIVEAブランド”2016-2017年 CMソング「まもりたい~この両手の中~」にデビュー前としては異例の大抜擢となった。R&Bやブルースをルーツに、繊細でシルキーな歌声で表現される記事の続き »  作品情報

浅井健一&TIK、唸らせたツアー最終 揺るがぬ信念を感じさせる

 浅井健一&THE INTERCHANGE KILLSが5月12日、東京・新木場STUDIO COASTでライブツアー『浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS Sugar Days Tour 2018』のツアー・ファイナルをおこなった。【取材=桂 伸也】
 1991年にバンドBLANKEY JET CITYでメジャーデビュー、バンド解散後は数々のプロジェクトや、自身のソロなどで精力的に活動を続け、さらに音楽にとどまらず執筆や絵画など多方面でその才能を発揮している浅井。2016年に元NU…

SKY-HI「存在が証明されている」音楽の恩恵に感謝告げたステージ

 AAA日高光啓がソロ名義「SKY-HI」として去る4月20日・21日、ライブツアー『SKY-HI TOUR 2018 -Marble the World-』の千葉公演を、千葉・幕張メッセイベントホールでおこなった。
 2013年にソロとしてメジャーデビューを果たして5年になるSKY-HI。AAAでの存在も大きいが、これまで3枚のオリジナルアルバムと9枚のシングルをはじめとして制作にも積極的に向き合い、2017年には武道館公演、さらに海外公演を成功させるなど、ソロとしても大きな人気を博し、磐石な体制…